「モードェモード」は1946年創刊の伝統ある高級モード誌です。パリコレを始め、超一流デザイナーやモデルたちが華やかに競演する世界各都市のファッションショーの模様を、春夏、秋冬のシーズンごとに、豊富な写真と詳細な記事でダイレクトにお伝えしています。ファッションのみならず、美しいものをこよなく愛する全ての人に捧げる1冊です。
No.355は「2011-12秋冬パリ(プレタポルテ)、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク コレクション」特集号です。掲載ブランド総数は119。
時代の流れを映し出す“鏡”である最先端のファッションシーンを独自の切り口でリポートした保存版です。
主なコンテンツ:
◆11-12秋冬トレンド・エクスプレス
4都市のコレクションから気になるトレンドをキーワードで分析。
◆パリ コレクション
格式高いグランドホテルを再現した舞台でゴージャスなショーを展開したルイ・ヴィトン。黒い森をイメージしたダークな作品を披露したシャネル。ガリアーノ解雇騒動からわずか3日後に発表されたクリスチャン・ディオールは、アトリエの力を結集したコレクションで大きな感動を呼びました。また、バックステージのヘアメイクリポートやおしゃれスナップなど舞台裏情報も満載。
◆特集:ジョン・ガリアーノのディオール、15年の軌跡
奇しくもパリコレ開幕日に急きょ発表されたジョン・ガリアーノ解雇のニュースは、世界中に大きな衝撃を与えました。今号ではガリアーノがクリスチャン・ディオールのチーフデザイナーに抜擢された当時の1997年春夏オートクチュールから、公式に最後のコレクションとなる2011春夏オートク チュールまで、プレタポルテも含む全57ものクリスチャン・ディオール コレクションを一挙にフラッシュバック。希代の天才デザイナーの出現により、ファッション界が大いに熱狂したひとつの時代を振り返ります。
◆ミラノ コレクション
1950-90年代を回想したレトロなスタイルに鮮やかな色をのせたミラノ。60年代のクレージュを彷彿させたプラダ、50sミッドセンチュリーから着想したジル・サンダー、創設90周年のグッチは70年代サンローランを思い起こさせ、ドルチェ&ガッバーナは80sUKのニューロマンティックスなムード。また、アルベルタ・フェレッティは30年のデザイナー人生を振り返りながら、新作に込めた熱い思いを語ってくれました。
◆ロンドン コレクション
ウイリィアム王子&キャサリン妃のロイヤルカップル誕生で注目を浴びるロンドン。婚約発表の場でキャサリン妃が着ていたドレスで一躍名を馳せたイッサのショーは今季一番の盛り上がりをみせました。他にはクレア・ワイト・ケラー退任直前のプリングル、クラリッジホテルでキュートな世界観を披露したマルベリー、新デザイナーを迎え心機一転のアクアスキュータムなどが話題に。
◆ニューヨーク コレクション
40年代調をアレンジし高評価を得たマーク・ジェイコブス、初のレディスを披露したトム・ブラウン、若手ナンバーワンの座を依然保ち続けるアレ キサンダー・ワンなど、不屈のアメリカ魂をベースに元気いっぱいな様相をみせたニューヨーク。映画『ブラック・スワン』も手掛けたロダルテや、ミリー・バイ・ミッシェル・スミスなども注目株です。