いったいお前は何者なんだ?
累計15万部の問題作が、ついに電子書籍に登場!
名作『下山事件 最後の証言』の著者、柴田哲孝が贈る極限のミステリー! 凄絶な恋愛小説!
世紀を超える世界情勢に関連して描かれる、壮大なミステリー。圧倒的な評価で第9回大藪春彦賞に輝いた傑作。
【あらすじ】
1974年秋、群馬県の寒村で起きた凄惨な殺人事件。
事件未解決のまま姿を消した謎の巨人。
村人が「天狗」と呼んで恐れた男は、何者だったのか。
26年後、当時の捜査資料を手に入れた中央通信の記者、道平は、事件の再調査を開始する。唯一の物証である犯人の体毛のDNA解析を行うと、意外な真相が。
【著者プロフィール】
柴田哲孝(しばた てつたか)
1957年、東京生まれ。日大芸術学部中退。86、88年、パリ〜ダカール・ラリーに参戦。海外の秘境に釣行するアウトドア派でもある。2006年『下山事件 最後の証言』(祥伝社文庫)で日本推理作家協会賞と日本冒険小説協会大賞の評論・実録部門賞を受賞する。07年、本書『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞、壮大なスケールと筆力が評価された。近著に、太平洋戦争の“闇”を照射した驚愕のノンフィクション・ノベル『THE WAR 異聞 太平洋戦記』(講談社)、阪神淡路大震災の裏に隠された巨大な陰謀に迫った驚異の長編ミステリー『GEQ』(角川書店)などがある。
作者公式ブログ「週刊 柴田哲孝」http://weeklyshibata.jugem.jp/
※本作品は、2006年7月に祥伝社より刊行された『TENGU』を電子書籍化したものです。