「続・信州発 棚田考」
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詳細
農山村をフィールドに研究する著者が、
農家の立場から諸課題を見つめ直した一冊。
現在、棚田や里山への関心は高くはありますが、
これは自然環境や国土保全などの多面的機能への関心であって、
その根底にある農家が行っている稲作や
維持管理作業等については、
あまり関心が払われていないように思われます。
ましてや、農地の整備、たんぼの形状や配置などは、
農業とは程遠い存在と思われています。
現在の棚田や里山に対する関心は、
たぶんに都会の側からの関心であり、
地元の農山村の側の関心はそれほど高くはありません。
また、農業・農山村に対しても、
都会に住む研究者と農村に住む研究者とでは、
いささか関心が異なっているように思えます。
学生らと共に山村を歩き回り、調査し、
問題点を探ってその問題解決を求めてきた経過を、
現在の農山村をとりまく、農政、行政、
勝手な言い分を申し立てる保全論者等に対する
腹立たしさや怒りを交えつつ語ります。
農村に住み、農業や農村の生活を感じながら、
農村を眺めるという視点で、
現代に適応した棚田や里山のあり方を問う本です。
※本書は、伊那毎日新聞に連載されたコラム
『よみがえれ! 農業・農村』と、
掲載に至らなかった準備校をまとめ、加筆修正したものです。
「信州発 棚田考」は、平成12年6月から平成16ごろまで、
「続 信州発 棚田考」は、平成16年ごろから
伊那毎日新聞が休刊する平成20年7月までのものです。
■著者
木村 和弘(きむら かずひろ)
信州大学農学部 教授
信州大学農学部森林工学科卒業。農学博士、専門は、農村計画、農林土木学。中山間地域の農地の荒廃化の実態とその対策、傾斜地水田の圃場整備技術の開発などの研究に従事。最近は棚田の整備と保全や山岳環境科学の見当をしている。
平成10年「再区画整理を考慮した傾斜地水田の圃場整備技術の開発」で農業土木学会学術賞。
平成17年度、農業土木学会著作賞。
著書に『持続的農業のための水田区画整理』(共著・農林統計協会)、『山に学ぶ山と生きる(山岳科学叢書1)』『山と里を活かす(山岳科学叢書2)』(ともに共著・信濃毎日新聞社)など。
農家の立場から諸課題を見つめ直した一冊。
現在、棚田や里山への関心は高くはありますが、
これは自然環境や国土保全などの多面的機能への関心であって、
その根底にある農家が行っている稲作や
維持管理作業等については、
あまり関心が払われていないように思われます。
ましてや、農地の整備、たんぼの形状や配置などは、
農業とは程遠い存在と思われています。
現在の棚田や里山に対する関心は、
たぶんに都会の側からの関心であり、
地元の農山村の側の関心はそれほど高くはありません。
また、農業・農山村に対しても、
都会に住む研究者と農村に住む研究者とでは、
いささか関心が異なっているように思えます。
学生らと共に山村を歩き回り、調査し、
問題点を探ってその問題解決を求めてきた経過を、
現在の農山村をとりまく、農政、行政、
勝手な言い分を申し立てる保全論者等に対する
腹立たしさや怒りを交えつつ語ります。
農村に住み、農業や農村の生活を感じながら、
農村を眺めるという視点で、
現代に適応した棚田や里山のあり方を問う本です。
※本書は、伊那毎日新聞に連載されたコラム
『よみがえれ! 農業・農村』と、
掲載に至らなかった準備校をまとめ、加筆修正したものです。
「信州発 棚田考」は、平成12年6月から平成16ごろまで、
「続 信州発 棚田考」は、平成16年ごろから
伊那毎日新聞が休刊する平成20年7月までのものです。
■著者
木村 和弘(きむら かずひろ)
信州大学農学部 教授
信州大学農学部森林工学科卒業。農学博士、専門は、農村計画、農林土木学。中山間地域の農地の荒廃化の実態とその対策、傾斜地水田の圃場整備技術の開発などの研究に従事。最近は棚田の整備と保全や山岳環境科学の見当をしている。
平成10年「再区画整理を考慮した傾斜地水田の圃場整備技術の開発」で農業土木学会学術賞。
平成17年度、農業土木学会著作賞。
著書に『持続的農業のための水田区画整理』(共著・農林統計協会)、『山に学ぶ山と生きる(山岳科学叢書1)』『山と里を活かす(山岳科学叢書2)』(ともに共著・信濃毎日新聞社)など。
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